オールライフマガジンALL LIFE MAGAZINE

高齢者の家庭内事故を防ぐために14

2018年05月14日

■テーマ 居間でのケガ
-当人の状況
男性Aさん85才、健常者、夫婦二人暮らし、配偶者も健常
-ケガの状況
Aさん夫婦は今のマンションに約30年間住んでいる。衣替えの時期に、天袋の衣装ケースを
降ろそうと、イスの上に乗ってケースを肩に担いでリビングの床に降りた時に、足を捻挫してしまいました。全治まで1カ月かかりました。
■知恵と工夫
・長い時間、同じ場所に住み続けるということは、若い時に何ら不自由を感じなかった動作が、
いつの間にか過分な負荷を体にかけていることがあります。今回のケガはまさにそのケースです。
・イスや梯子などを使わざるを得ない収納場所は場所そのものの見直しを行い家具の配置なども
見直してみましょう。
・どうしても高い場所しか選択肢が無い場合には、年間数回でもあるので、若い親族にお願いしま
しょう。あるいはシルバー人材センターや便利業の方に依頼することも検討しましょう。
・高いところから物を下す時だけでなく、安全に思える居間にもリスクは潜んでいます。
下記のような危険を分ったうえで、部屋(特に通り道)の整理整頓を習慣にしたいものです。
<身近なリスク例>
-絨毯のヘリでつまづいて転倒する。
-部屋と部屋のわずかな段差でつまづいて転倒する。
*はっきりとした段差よりも微かな段差の方が室内転倒にはつながりやすいものです。
-座布団が滑って転倒する。
-家具を固定していないと、地震で家具が倒れる。あるいは上に置いてあるものが
落ちてきて怪我をする。

 (監修:イーケアサポート 榎本三千雄  PT 志垣健一朗)