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2012年度介護報酬改定について ③

2012年03月14日

前回のトピックスでは2012年度の介護報酬改定について、主だったものを紹介しました。

今回は、前回触れなかったいくつかのポイントについて補足します。

○介護型療養病床の廃止延期について
 ・昨年9月に廃止凍結方針が打ち出されていたが、正式に平成29年度末
  (30年3月末)まで廃止を延期することとなった。7年間延期されたこ
  とになる。この間に新型老健等への転換を図ることになる。
 ・ただし24年度以降、新設は一切認められない。
 
背景としては、他施設への転換が進んでいないこと、廃止により受け入れ先の無い患者・入所者が多く出てしまう恐れ が挙げられる。


○介護員養成研修課程について
  介護員養成研修課程をより簡素で分かりやすいものに改正する。
 ・3級課程は24年度末で廃止する。
 ・2級課程は「介護職員初任者研修課程」へ移行(25年度より)
 ・「基礎研修課程」「1級課程」は「実務者研修(介護福祉士受験条件
  の研修)」へ一本化(25年度より)

 これらにより厚生労働省の示す「人材育成キャリアパス」は以下のよう になる。

   「初任者研修修了者」(これまでの2級に相当)
       ↓・・・実務者研修
   「介護福祉士」
       ↓
   「(仮称)認定介護福祉士」
   (多様な生活障害を持つ利用者に質の高い介護を提供。
    職種間のキーパーソンとなり、チームケアの質を改善。)


 「介護職員初任者研修課程」とこれまでの「2級課程」の違いは、
  同じ130時間でも、主に以下の点で異なる。

 ・介護実習という時間設定ではなく、各科目に各々、講義と演習を入
  れて、技術を習得する時間を多く確保する。
 ・医療との連携の時間を確保
 ・別に1時間で「修了評価」を実施する  
  などである。

○保険給付となる福祉用具・住宅改修の拡大
 <福祉用具体貸与>
 ・介助用ベルト(特殊寝台付属品の拡大)
 ・自動排泄処理装置
 <福祉用具販売>
 ・便座の底上げ部材
 ・自動排泄処理装置の交換可能部品
 <住宅改修>
 ・通路等の傾斜の解消(段差解消範囲の拡大)
 ・扉の撤去(扉の取替え範囲の拡大)
 ・転倒防止策の設置

他に、福祉用具サービス計画の義務化が挙げられる。25年度末までに全ての利用者についてサービス計画を作成することが求められる。

(参考資料:厚生労働省)