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認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)を公表

2015年01月31日

 厚生労働省は平成27年1月27日に、「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」を公表した。昨年11月に行われた認知症サミット日本後継イベントにおいて、内閣総理大臣より厚生労働大臣に対して、認知症施策を加速させるための戦略の策定について指示があり、これを受けて厚生労働省が関係省庁と共同して新たな戦略の検討を進めてきた。以下にプランの骨格を公表資料から抜粋して紹介する。

■新オレンジプランの基本的考え方
認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で 自分らしく暮らし
続けることができる社会の実現を目指す。
 ・ 厚生労働省が関係府省庁(内閣官房、内閣府、警察庁、金融庁、消費者庁、総務省、法務省、
  文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省)と共同して策定
 ・ 新プランの対象期間は団塊の世代が75歳以上となる2025(平成37)年だが、数値目標は
  介護保険に合わせて2017(平成29)年度末等
 ・ 策定に当たり認知症の人やその家族など様々な関係者から幅広く意見を聴取

■7つの柱
1.認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
 ① 認知症の人の視点に立って認知症への 社会の理解を深めるキャンペーンの実施
 ② 認知症サポーターの養成と活動の支援
 ③ 学校教育等における認知症の人を含む 高齢者への理解の推進
 ④ 行動・心理症状(BPSD)や身体合併症等への適切な対応
 ⑤ 認知症の人の生活を支える介護の提供
 ⑥ 人生の最終段階を支える医療・介護等の連携
 ⑦ 医療・介護等の有機的な連携の推進

2.認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
 ① 本人主体の医療・介護等の徹底
 ② 発症予防の推進
 ③ 早期診断・早期対応のための体制整備

3.若年性認知症施策の強化

4.認知症の人の介護者への支援
 ① 認知症の人の介護者の負担軽減 
  認知症初期集中支援チーム等による早期診断・早期対応 ・ 認知症カフェ等の設置など
 ② 介護者たる家族等への支援
 ③ 介護者の負担軽減や仕事と介護の両立 
  介護ロボット、歩行支援機器等の開発支援など

5.認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
 ① 生活の支援(ソフト面) 家事支援、配食、買物弱者への宅配の提供等の支援など
 ② 生活しやすい環境 (ハード面)の整備  多様な高齢者向け住まいの確保など
 ③ 就労・社会参加支援
 ④ 安全確保
 独居高齢者の安全確認や行方不明者 の早期発見・保護を含めた地域での見 守り体制の整備など

6.認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等 の研究開発及びその成果の普及の推進

7.認知症の人やその家族の視点の重視
 ① 認知症の人の視点に立って認知症への 社会の理解を深めるキャンペーンの実施(再掲)
 ② 初期段階の認知症の人のニーズ把握や生きがい支援
 ③ 認知症施策の企画・立案や評価への 認知症の人やその家族の参画

(参考資料:厚生労働省)